GoogleがAppleに支払った2018年の「iOSデフォルト検索エンジン」費用は95億ドルか、サービス部門の売上の2割を占める
Appleが1月末に発表した2019年度第1四半期(2018年10月〜12月期)の決算発表によると、サービス部門の売上は108億7,500万ドルとなっていて、前年同期比で19%増となっている。
CNBCによると、Goldman Sachsはこのうちの20%がGoogleがAppleに支払っている「iOSデフォルト検索エンジン」費用こと「トラフィック獲得コスト(TAC)」だと言い、2018年は95億ドル(約1兆500億円)だったと算出している。
Google依存に警報、「Appleプライム」の必要性を指摘
Appleが昨年1年間を通じて発表した2018年の業績をもとに、サービス部門の売上を計算してみる。
- 2018年度第2四半期(2018年1月〜3月期):91億9000万ドル
- 2018年度第3四半期(2018年4月〜6月期):95億4800万ドル
- 2018年度第4四半期(2018年7月〜9月期):99億8100万ドル
- 2019年度第1四半期(2018年10月〜12月期):108億7,500万ドル
合計すると395億9400ド万ドル。95億ドルのトラフィック獲得コストは約24%を占めることになり、サービス部門の売上を支えていることには間違いなさそうだ。
iPhoneの販売台数低下を受け、業績を伸ばし続けるためにはサービス部門の売上が重要。トラフィック獲得コストは今後も伸び続けるもののその伸び率は以前より鈍化する可能性が高いとGoldman Sachsは予想。
Googleに依存することは危険であると指摘し、Amazonプライムのような複数コンテンツのサブスクリプション・プランの必要性があるとし、同サービスは「今春または今夏までにリリースされると予想している」と伝えている。
Appleは定額購読型ニュースサービスを発表するスペシャルイベントを3月25日に開催すると噂されている。他にも動画ストリーミングサービスやゲーム用の定期購読サービスも準備していると噂されている。
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