Apple、「iPhone XS」用の「Smart Battery Case」を準備中か
Appleが「iPhone XS」用の「Smart Battery Case」を準備していることを示唆する画像が「watchOS 5.1.2 Beta 2」のコード内から発見されたと9to5Macが報じている。
現在は「iPhone 6/6s」用、iPhone 7用は提供されている(いずれも価格は11,800円)ものの、iPhone 8/X以降のモデルには提供されていない。
現行製品よりもデザインが洗練されることを示唆する画像
明らかになった画像は下記の通り。これらは以前、ベゼルレスのiPad Proを示唆するアイコンが見つかった同じ場所から発見されたという。
旧モデルと比較して明確に異なるのは2点。1つは、カメラレンズが横並びではなく縦並びになっていることから、ホームボタンを搭載しない「iPhone X」シリーズ向けであることが確認できる。
もう1つは、現行の「Smart Battery Case」にある下部のベゼル部分がない、ということ。よりデザインが洗練された製品として登場することが期待される。
発見された画像から具体的にどのiPhone用に提供されるかは確認できていないが、これまでの傾向からは最も大きい「iPhone XS Max」用は提供されないと考えられ、それ以上の電池持ちを実現している「iPhone XR」にも提供されるとは考えづらく、個人的には「iPhone XS」用になるのではないかと予想している。
僕自身、「iPhone XS Max」を使っている最大の理由は電池持ちの良さ。「iPhone XS」用の「Smart Battery Case」が発表されれば、再度「iPhone XS」に戻すことを考えてもいいかもしれない。
実は「Smart Battery Case」の存在が報じられるのは今回が初めてではない。今年8月には次期iPhone用の「Smart Battery Case」が準備中であることをGuilherme Rambo氏が指摘。今回の記事の執筆者でもある。
気になるのは、新しい「Smart Battery Case」を装着したままワイヤレス充電できるかどうか。誰がどう見てもワイヤレス充電を充電のスタンダードにしたがっているAppleが、同社の提供するバッテリーケースによって利用できなくなるというのは問題がある。
果たしてどのような製品になるのか。そしていつ頃発売されるのか。続報を楽しみに待ちたい。