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福島県郡山市で氷点下撮影。持参したカメラとレンズ、用意したウェアまとめ

最高温度0℃、最低気温は-6℃で滞在期間2泊3日を乗り越えたカメラ機材とウェア

Going to Koriyama Fukushima on photo trip 01

フリー素材サイト「ぱくたそ」の一員として、福島県郡山市と周辺地域を撮影してきた。ぱくたそでは以前に福島県郡山市の桜の名所マップ写真素材を公開している。

滞在期間は2泊3日、最高温度は0℃最低気温は-6℃の予報だった。過去の撮影で着用していた氷点下10度以下の雪山に適した服装はすべて現地で貸してもらったため、経験者からの助言をもとに、今回の撮影に向けて必要なものを買い揃えた。備忘録として、現地に持参したカメラ、レンズ、ウェアなど各種衣類をまとめた。

「これがあったら便利かもしれない」「また機会があればこれは持っておいたほうが良い」などのアイテムがあれば、ぜひコメントで教えてもらいたい。

持参したカメラ、レンズ、その他カメラアイテム

カメラバッグ

現地までの移動は車。日頃から背負っている50リットルを最大容量まで拡張(最大57リットル)した上で、カメラ機材や衣類をすべてまとめた。内部のコアユニットはラージDSLRを使用し、上部の空いたスペースにPeakDesignのパッキングキューブ(スモール)に衣類を入れた。衣類と撮影機材を分けられることで、現地でのパッキングとアンパッキングがしやすい。

ボディ

レンズ交換がしづらい環境であることを考慮し、メイン機としてEOS R3、サブ機としてEOS R6 Mark IIを持参した。結果的にEOS R3で撮影している時間がほとんどで、EOS R6 Mark IIの出番はなかった。

EOS R3は手袋をしていてもグリップしやすく、縦位置グリップ一体型ボディは望遠レンズを取り付けていても持ちやすかった。マプロ用一眼レフカメラのEOS-1D Xシリーズ同様という防塵防滴性能を採用しているため、機体の扱いに神経質にならずに撮影できた。現在撮影した写真を現像しているが、画素数不足は特に感じていない。

レンズ

持参したレンズは、「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」、「RF24-70mm F2.8 L IS USM」、「RF15-35mm F2.8 L IS USM」の3本。EOS R3RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの組み合わせで、ほぼすべての写真を撮影した。

広角レンズは雪景色の広大さを伝えられるが、望遠レンズは雪景色の一部を切り取ることで広大さを伝えられる。望遠レンズならではの背景圧縮を活かした撮影ができた。

撮影した写真

撮影した写真を一部載せておく。他の写真は別記事で紹介する予定だ。

Koriyama Fukushima Photos with 100500 lens 37

Koriyama Fukushima Photos with 100500 lens 40

Koriyama Fukushima Photos with 100500 lens 20

Koriyama Fukushima Photos with 100500 lens 09

用意したウェア

コート

コートは、数年前に購入して以来ほとんど着る機会がなかったカナダグースのアウターを持ち出した。都内で着用するには防寒効果がオーバースペックで着用する機会がまったくなかったが、平均気温が氷点下の場所では大活躍。価格が高いだけある。冷たい風が吹き荒れても、雪に寝そべっても、上半身を守り続けてくれた。

一番下に着た服(ベースレイヤー)

直接肌に触れる衣類、いわばベースレイヤーは吸汗速乾性能が重要だという。汗をかいても着心地が保たれ、肌が蒸れない・濡れない機能性が必要だ。

今回持参した衣類の多くはフォックスファイヤー製のものを選んだ。1982年に創立された日本発のアウトドアブランドで、安心して購入できると紹介してもらった。トップスはLサイズ、タイツはMサイズを選択した。

タイミングよくAmazonのタイムセール祭りが開催されており、一部製品はお得に購入できた。Amazonはガジェットや食料品に限らず、衣類も注文した翌日や2日後には届く。便利な時代だ。

ミッドレイヤー(ベースレイヤーの上に着た服)

ベースレイヤーの上に着たミッドレイヤーも、フォックスファイヤー製サイズはL

ミッドレイヤーは、ベースレイヤーが吸い上げた汗を肌から更に遠ざける吸水性が重要。同時に保温性と通気性の絶妙なバランスが求められる。

「フリースがあればとりあえずいいよ」と先輩カメラマンの助言を受けたが、年中通してパーカーばかり着ている僕のクローゼットにはフリースがなく、薄く、軽く、機能性に優れたフリースを購入した。丈は少し長め。特に惹かれるデザインではないが、薄くて軽い。機能性には問題なさそうだ。

パンツ

パンツは、フォックスファイヤー製のサーモコアパンツのMサイズを購入。身長167cm、太ももが一般男性よりやや太めの僕にはジャストサイズ。脚の長さはやや余る程度で、比較的タイトなフィット感だがストレッチ性があり、履き心地は抜群だった。ベルト部分はバックルがあり、調整しやすい。

靴下

雪山の中を歩くため、足元の防寒は重要。靴下は、ウール専門メーカー「スマートウール」の製品を購入。天然素材ならではのナチュラルな着心地と高性能を両立したウールを使用することで、「他の素材に比べ蒸れが少なく、肌触りとフィット感もよく、着心地・履き心地ともに抜群」だという。

ニューバランスで27.5cmサイズを履いている僕は、24~26.5cmのMサイズを購入。最厚手の「エキストラヘビーフルクッション」となっており、起毛の毛足が長くふっくらとしている。

防寒効果としては高かったが、パンツなどの履き方が悪く、氷が靴の中に入り込んでしまった際には、いくら”エクストラヘビー”な素材でも冷えてしまった。靴に氷さえ入り込まなければ、十分な暖かさを感じることができた。

帽子とネックウォーマー

今回購入して特に良かったのは、耳あて付きの帽子ネックウォーマー。当たり前のことらしいが、肌の露出がしている場所が少ないほど暖かい。

購入したノースフェイス製のネックウォーマーは、特殊セラミックスの働きで体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して体の芯まで温めるハイテク繊維を使用しているという。首元が通常より暖かく感じた記憶はないが、首元が特別寒く感じなかったのはこのお陰だろうか。

帽子も同じくノースフェイス製。もっと安く済ませる方法はいくらでもあるが、極寒の中でもファッションを楽しみたいと思い、あえて1.4万円もする帽子を選んだ。耳あての効果は抜群で、なければ耳の感覚を失っていたかもしれない。

優れた防水透湿性を持つハイベント素材を使用しており、大雪の中、目元をカバーしてくれた。

手袋

指先を極力多いながら操作性を損なわない手袋として、PGYTECH製のフォトグラファーズグローブを購入した。防寒性、防風性、通気性、防湿性を備えており、グローブの指先は導電性素材を使用しておりタッチスクリーンが操作できる。指先を露出できる構造になっており、撮影中は親指と人差指を出していることが多かった。

靴は、2017年に登山道整備用として購入したマムートの「T Aenergy Hight GTX」を使用した。スノーブーツを購入しない代わりに極暖ソックスで
足元を守ることができた。想像以上の防寒性能で、登山用シューズの機能性に驚いた。

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特集
公開情報
更新日2023年12月31日
執筆者g.O.R.i
コメント(1件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:668262)

    超絶イイ写真。
    特に飛ぶ鳥がイイです。

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