”Sonos版Apple TV”、開発中か。高級ストリーミングデバイスで市場に挑む
音響の雄が放つ次世代エンターテインメントハブ「Pinewood」の全貌
Sonosが画期的な転換点を迎えようとしている。The Vergeによると、同社初となるビデオストリーミングデバイス「Pinewood」の開発を通じて、ホームエンターテインメント市場への本格参入を果たそうとしている。
製品概要と市場戦略
「Pinewood」は、トランプカード程度の薄型デザインを採用した黒いボックス型デバイスだ。200〜400ドルという価格帯は、Apple TV 4K(129ドル)やRoku Ultra(99ドル)と比較すると大幅に高価だが、Sonosブランドの高級路線を踏襲している。
革新的機能
統合ストリーミング体験
- Netflix、Max、Disney+などの主要サービスを統一インターフェースで提供
- AIを活用したユニバーサル検索機能
- Sonos独自の音声制御システムを搭載
- カスタマイズ可能なショートカットリモコン
先進的ホームシアターハブ
- 複数のHDMIポートを備えたスイッチング機能
- ゲーム機や4K Blu-rayプレーヤーとの完全互換性
- 業界課題であった音声遅延問題を解決
- Era 300などと連携したDolby Atmos対応システム構築
技術革新
最新のAndroid OSをベースに、Wi-Fi 7やギガビットイーサネットを標準搭載。大手デジタル広告企業と共同開発したソフトウェアプラットフォームにより、高度なコンテンツ配信と広告展開を実現する。
開発体制と今後
Nick Millington氏率いるStudio 110が開発を主導。現在ベータテスト段階にあり、2024年中の発売を目指している。この製品は、Sonosの音響技術とストリーミング技術を融合させた次世代エンターテインメントプラットフォームとして期待されている。
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2020.10.06
2019.01.08
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