Apple、2023年第2四半期の決算を発表。iPhone売上は微増、Macは3割以上の大幅減

サービスは好調。iPadも不調で13％減、ウェアラブルなども微減

Appleは5月5日、2023年度第2四半期（2023年1月〜3月期）の決算を発表した。売上高は948億ドル、純利益は241億ドル。昨年同時期比で売上高、純利益ともに3％減となった。

Appleは「困難なマクロ経済環境」でありながらもサービス事業で過去最高、iPhoneで1〜3月期最高の売上高を実現。Appleのティム・クックCEOは、「2030年までに製品とサプライチェーンをカーボンニュートラルにすることに向けた大きな前進など、長期にわたる投資と、私たちの価値観にもとづく先導を続けます」とコメントしている。

またアクティブデバイスのインストールベースが過去最高となり、有料会員数は10億人の大台が見えてきたと報告している。

iPhone以外のデバイスは不調だ。特にMacは大幅減。昨年同期比で31％も減っている。iPadも13％減少している。地域別では、アメリカ、中国、日本はいずれも1〜8％の減少が見られた。

各種数値は以下にまとめた。参考にしてもらいたい。なおカッコ内は全て前年同期比となっている。

2023年度第2四半期（2023年1月〜3月期）の業績内容

売上高・利益・各デバイスの売上高

売上高	948億3,600万ドル（3％増）
純利益	241億6,000万ドル（3％増）
1株利益	1.52ドル
iPhone	513億3,400万ドル（2％増）
Mac	71億6,800万ドル（31％減）
iPad	66億7,000万ドル（13％減）
ウェアラブル、ホーム、アクセサリー	87億5,700万ドル（1％減）
サービス	209億0,700万ドル（5％増）

地域別売上高

アメリカ	377億8,400万ドル（8％減）
ヨーロッパ	239億4,500万ドル（3％増）
中国	178億1,200万ドル（3％減）
日本	71億7,600万ドル（1％減）
アジア太平洋地域	81億1,900万ドル（15％増）