macOS Catalina 10.15にアップデートしたらすぐに試したい、Macを便利にしてくれる新機能14選

iPadをサブディスプレイ化してくれる「Sidecar」、iTunesアプリの廃止・分割、Mac用スクリーンタイムの登場など

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iOS 13」、「iPadOS 13」が先行してリリースされていたが、ようやくMac用の最新OSmacOS Catalina 10.15」が正式にリリースされた。

Macは仕事用のツールとして使う人がほとんど。iPhoneやiPadも重要だが、Macの場合は様々なサードパーティアプリケーションなどが複雑に絡み合い、他では不具合が報告されていなかったとしても自分の環境では正常に動作しない場合があるため、アップデートに飛びつく前に少し様子を見た方が良いかもしれない。

それを踏まえた上で、「macOS Catalina」にはアップデートしたくなる新機能が用意されている。

その1つは、iPadをサブディスプレイ化してくれる新機能「Sidecar」が用意され、両デバイスを持っている人にとってはサードパーティアプリを使うことなく画面領域を増やすことができるため、生産性が向上することが期待される。

他にも「iTunes」アプリの廃止・分解Mac向けに「スクリーンタイム」の登場、そしてiOS/iPadOSでも利用可能になっている新しい「写真」、「リマインダー」、「メモ」アプリがMac向けにも最適化されている。

本記事ではmacOS Catalina 10.15」にアップデートしたらすぐに試したくなる、Macを便利にしてくれる新機能をまとめたので、参考にどうぞ!

iTunesが終焉!ミュージック・Podcast・TVに分割へ

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ついに「iTunes」アプリが廃止され、代わりに「ミュージック」「Podcast」「TV」という3つのアプリに分割された。

もちろん「iTunes Store」は「iTunes」の中にまだ残っているし、既存の音楽ライブラリも「iTunes」からアクセスできる。iPhoneやiPadでそれぞれの機能が3つのアプリに分割されているように、Macでも同様の分け方となった。

iPhoneの同期やバックアップはFinderから

「iTunesがなくなったらどうやってiPhoneやiPadをバックアップするんだ」という人もご安心を。しっかりとその機能は残されているが、「iTunes」経由ではなくFinderからアクセスする仕組みに。

デバイスを接続すると、サイドバーの「場所」という項目の下に表示される。表示されない場合はFinderの設定から「CD、DVD、およびiOSデバイス」が有効であることを確認しましょう。
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iPadをサブディスプレイ・液タブ化してくれるSidecar

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「macOS Catalina」が登場したことにより、iPadをサブディスプレイ化してくれる機能「Sidecar」が利用可能になった。Macに接続された状態だけではなく、同じWi-Fi環境にあれば利用できる。

接続するためにはMacのメニューバーにあるAirPlayアイコンをクリックすると対応するiPadが出現する仕組み。他にもシステム環境設定の「Sidecar」から接続することもできる。
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Sidecarが利用可能なMac・iPad

「Sidecar」を利用するためには、大前提としてMacが「macOS Catalina」をサポートしているモデル(CPUがSkylake以降)であること、そしてiPadが「iPadOS 13」をサポートしているモデル(かつ、Apple Pencil対応モデル)であることが条件となっている。

macOS Catalina に対応した Mac iPadOS 13 に対応した iPad
MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル) iPad Pro (全モデル)
MacBook (2016 年以降に発売されたモデル) iPad (第 6 世代) 以降
MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル) iPad mini (第 5 世代)
iMac (2016 年以降に発売されたモデル、および iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)) iPad Air (第 3 世代)
iMac Pro
Mac mini (2018 年以降に発売されたモデル)
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)

Sidecarをワイヤレスで利用するための条件

大前提として、両方のデバイスで同じ「Apple ID」を使ってiCloudにサインインしておく必要がある。また、「Sidecar」をワイヤレスで使う場合は追加で満たすべき条件がある。

まず、両方のデバイスで Bluetooth、Wi-Fi、Handoffが有効化され、両デバイスが10メートル以内の距離にある必要がある。また、iPadおよびMacがそれぞれ自身を母体としたネット共有機能・テザリング機能を利用していない状態になければならない。

  • 両方のデバイスで Bluetooth、Wi-Fi、Handoff が有効になっている。
  • 両方のデバイスを 10 メートル以内に近づけて使う。
  • iPad でモバイルデータ通信を共有していない。また、Mac でもインターネット接続を共有していない。

iPhoneでテザリングをしながらMacに接続しiPadを「Sidecar」で出力する、という使い方は特に問題ない。

なお、現時点で「Sidecar」をサポートしているアプリは以下の通り。一覧はこちらのリンクから確認できる。
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写真アプリのUIが大幅改良、「写真」タブが見やすくなった

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新しくなった「写真」アプリの「写真」タブが大幅に強化され、「日別」「月別」「年別」タブに表示されている写真や動画は機械学習によりキュレーションされている。ちなみにアップデート後はしばらくキュレーションする必要があるのか、電源にしばらく接続したままにするよう案内される。
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「Live Photos」やビデオの自動再生機能も用意され、「写真」アプリを起動して撮影した写真を眺めるのがますます楽しくなりそうだ。(オプションで無効化することも可能。)

ちなみにウィンドウサイズによってサイドバーが消えたり、画面上部のUIが変わったりするようになっている。
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リマインダーアプリが刷新!iOS 13/iPadOS 13と互換性ありに

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iOS 13」と「iPadOS 13」で劇的に進化した「リマインダー」アプリは、「macOS Catalina」でも大幅にアップデート。

「今日」「日時設定あり」「すべて」「フラグ付き」という4種類の予定に素早くアクセスすることができ、それとは別に自分の作成したリストにアクセス可能。写真やスキャンした書類、ウェブサイトの登録などもでき、使い勝手は大幅に改善されている。

GPSと連動して通知を送ったり、Siriから簡単に追加したり、Apple純正ならではの連携機能も充実している。

スクリーンタイムが登場!Macで何をしているのかバレバレに

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Macで具体的にどのアプリをどれほど使っているのか気になっている人は、「macOS Catalina」で導入された「スクリーンタイム」を見ると面白いかもしれない。

使いすぎを防止するために時間制限を設けることもでき、共有のMacがリビングルームなどにあり子ども達の使いすぎを防ぎたい場合はとても有効な機能となっている。

使い始めた印象としては期待していたほどスマートではなく、画面上に表示されているアプリはすべて「起動中」と認識されてしまう。起動している・していないだけではなく、アプリケーションを操作していることを識別できるようになってもらいたいところ。

メモアプリのギャラリー表示はMacだからこそ便利かもしれない

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iOSでもiPadOSでもそれほど変わったことの便利さを実感しなかったら「メモ」アプリだが、「macOS Catalina」で利用可能になった「ギャラリー」表示はMacの大画面だからこそ便利かもしれない。作成したメモが見やすい。

地味に嬉しい機能として、チェックリストの新しいオプションとして、「チェック済み項目を自動的に並べ替える」設定が追加されている。これは、チェックリスト項目をチェック済みにすると自動的にリストの一番下に移動する、という機能。リマインダーに近い使い勝手でチェックリストを使うことができる。
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システム環境設定のデザインがiOSライクに

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システム環境設定のデザインが変更され、iOSの「設定」アプリに似たUIになった。上部には「Apple ID」および「ファミリー共有」が表示される仕組みに変更された。

UIがそれぞれのプラットフォームで統一されるようになったのは、MacやiPhoneを行き来する上でとても良い!

ライトモードとナイトモードに自動切り替えが登場

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Macは「macOS Mojave」からナイトモードが用意されているが、ライトモードとダークモードのいずれかに加えて、自動的に切り替えてくれる「自動」という機能が追加されている。

これは、「ダイナミックデスクトップ」と同様に、ディスプレイ設定にある「Night Shift」タブの設定に基づいて自動的に切り替わる仕組みになっているおうだ。

新スクリーンセーバー、ドリフトが登場

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「macOS Catalina」には新しいスクリーンセーバーとして「ドリフト」が追加されている。

このスクリーンセーバーの面白い点としては、オプションとしてデスクトップのカラーを反映させる他、「スペクトラム」「レッドの色合い」「グリーンの色合い」「ブルーの色合い」「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」などから選ぶことができるようになっている。

アクティビティモニタでGPUのプロセスが確認可能に

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CPUとRAMは昔から見ることができたが、「macOS Catalina」のアクティビティモニタでは、GPUのプロセス表示が可能となっている。

Mac内蔵のGPUだけではなく外部接続したeGPUのプロセスも確認でき、どのアプリケーションがGPU性能を使用しているのか、必要としているのかなどを確認することができる。

32bitアプリは動作不可能に

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以前から警告されていた通り、32bitのMacアプリは「macOS Catalina」では動作しなくなっている。アプリケーション一覧でも32bitアプリには起動できないことを記すマークが付いている。

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コメント一覧(6件)
  1. もうすぐアンチApple

    Catalinaちゃん。
    iPhotoデータが消えたよ、、、
    ディスクの残量はほぼ変わってないので、どこかにあるのかもですがこのやり方はありえん(怒)
    今まで使ってたソフトも全く動かず。
    これは、アップデートと言えないっしょ。

  2. JOE

    itunesで管理してたプレイリストやら、音楽データが全て吹っ飛びました(保存はしてありますが)
    これはバグ?また一からプレイリストの管理するのはダルイデス。。

  3. しんちゃん

    「探す」アプリが追加されたよ。

  4. 通りすがりの読者

    SidecarのハードルはCatalinaより一段と高いんですね。
    自分のMacbookPro15(mid2015)は対象外でした。
    どうりで環境設定にSidecarのアイコンがないわけだ!焦った。

    1. g.O.R.i

      2015年モデルぐらいなら動きそうなのに、厳しいですねぇー🤔

      1. 通りすがりの読者

        これでは「Catalina の新機能」なんていうよりは、もしかしたらできるかも?的なおまけ機能ですよね。
        そのうち対象機種を広げてくれないかな!15“は譲れないけど性能は私の用途ではこのマシンで十分なので・・・

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