Apple、Siriで健康相談をやり取りできる機能をiOS 15で提供か
2021年の秋までにはSiriが”健康アシスタント”として人々の生活を支えくれるかもしれない
The Guardianが入手したとされるAppleの内部資料によると、2021年の秋に正式リリースすると見られている「iOS 15」ではユーザーがSiriと自身の健康に関する相談ができる機能を準備していることが明らかになった。詳細については分かっていないが、Siriはユーザーの健康状態およびメンタルヘルスに関する質問や問い合わせをサポートできるようになると見られる。
Appleはここ数年間、健康分野において注力している。2018年3月下旬には複数の医療機関から取得したアレルギー情報、処方薬などのデータを閲覧できる、「ヘルスケア」アプリに追加さる新機能「ヘルスレコード」を「iOS 11.3」で追加。同年12月にリリースされた「watchOS 5.1.2」では「Apple Watch Series 4」に心電図機能(ECG)を追加している。
AppleのCEO Tim Cook氏は以前、CNBCとのインタビューで、未来から振り返ってみて「Appleが人類に最も貢献したのは何か」という質問を問いかけたとしたら、それは健康である、とコメントしていた。(コメントは20分53秒頃)
また、内部資料によると、Siriがフェミニズムなどデリケートな問題に対して可能な限り中立的な立場を取るようにしていることも判明。
Appleは以下の声明を発表している、
In a statement, Apple said: “Siri is a digital assistant designed to help users get things done. The team works hard to ensure Siri responses are relevant to all customers. Our approach is to be factual with inclusive responses rather than offer opinions.”
(意訳:Siriは、ユーザーが物事を成し遂げられるように設計されたデジタルアシスタントです。Siriの担当チームは、応答内容がすべてのユーザーにとって適切であるように努力しています。 私たちはSiriが意見を提供するのではなく、包括的な応答で事実に基づいた内容を提供することを目指しています。)
(Source: The Guardian via MacRumors)