WWDC20で発表が噂されているAppleの新製品まとめ
WWDCで発表されると噂の新製品、果たして本当に登場するのだろうか
史上初のオンライン限定イベントとして開催される「WWDC20」(Worldwide Developers Conference=世界開発者会議)は、毎年恒例のスペシャルイベント基調講演でスタートする。iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSの次期バージョンの発表が主と見られるが、一部ハードウェアが発表されるとの噂もある。
本記事では、WWDC20で発表される可能性がある新製品をまとめてみた。
新型iMac(23インチ、27インチ)
デザインが刷新された新型iMacが登場する噂がある。予想されているスペックや機能は以下のとおり。
- iPad Proのようなデザイン、Pro Display XDRのような薄型ベゼル
- T2チップ搭載
- AMD Navi GPUを内蔵
- Fusion Driveは廃止
- 21.5インチモデル、非Retinaモデルを廃止
- 23インチモデルの登場
- FaceTimeカメラの改良
- 第10世代Intel Coreチップ搭載
- シルバーおよびスペースグレイの2色展開
iMacは2019年3月にアップデート。一方iMac Proは2017年に発売以来、アップデートされていない。iMac Proの新モデル情報がなく、複数カラーバリエーションの噂もあることから、iMac ProはiMacの上位モデルとして吸収されると予想している。
紛失防止タグ「AirTags」
Appleの紛失防止タグ「AirTags」は2019年4月から開発が噂され、iPhone 11とともに正式発表される予定だったが直前にキャンセルされた。Apple情報を正確にリークしてきたJon Prosser氏は、「AirTags」がWWDC20で正式発表されると予測。Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も、6月までの登場を予測している。
「AirTags」は、貴重品などに取り付け使用する可能性が高い。iPhone 11の超広帯域無線通信(Ultra Wide Band、UWB)とARを使用し、位置誤差5〜10センチ程度の高い精度でアイテムの位置を視覚的に可視化できるそうだ。
新型Apple TV 4K
Apple TV 4Kの新モデルは、A12X Bionicチップの内蔵および64GB/128GBストレージが特徴だという。iPad Pro(2018)の内蔵チップと同じプロセッサーの内蔵により、ゲームプレイのパフォーマンス向上を狙っていると噂されている。
Appleに関する情報を正確に予測してきた有没有搞措氏は、ゲーム事業はAppleにとって「将来的に非常に重要」と指摘している。
ARM搭載Mac
Appleは、MacのチップをIntel製からARM製に移行し自社製チップに乗り換える計画をWWDC20で披露する可能性がある。報じたのはBloomberg。実製品の登場は2021年と伝えているが、複数の著名リーカーが年内登場を指摘している。
ARM版Macは12インチ型MacBookとして登場し、「A14X」チップを基に開発された8〜12コアのCPUを内蔵、5Gをサポート、改良されたバタフライ式キーボードを搭載すると噂されている。
オーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」
Appleが開発中とされるオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」も、WWDC20登場が噂されている。「iOS 14」の内部コードから発見されたアイコン画像によると、ホワイトとブラック(またはスペースグレイ)の2色展開が推測される。Jon Prosser氏は、価格は349ドル(約35,000円)になると伝えている。
「AirPods Studio」は、用途によってのパッドを自由にカスタマイズできる”モジュラー型ヘッドホン”になるそうだ。レザーのようなファブリック素材を使用したプレミアムモデルと、通気性に優れた素材を使用した運動用モデルの2種類が開発されているという。
小型化された「HomePod mini」
小型化されたHomePodは、現行モデルのデザインを踏襲するが約半分のサイズになるそうだ。少なくとも2種類の新型HomePodに関する記述が、iOS 13.4から発見されている。