iPhoneのプレミアムモデル、「Touch ID」をディスプレイに内蔵することが「最大の難関」
Cowen and CompanyのアナリストTimothy Arcuri氏が現地時間12日、投資家向けに公開したレポートの中でiPhoneのプレミアムモデルに「Touch ID」をディスプレイに内蔵することがAppleにとって「最大の難関」となっていると伝えている。
情報元によると、「5.8インチ型有機ELディスプレイを搭載したモデルの最大のボトルネックはディスプレイ内蔵型指紋センサーの搭載となっている」と説明。Appleが買収したAuthenTecの技術ではまだ歩留まり率が低く、他社の技術を使用することを拒否しているとのこと。
「Touch ID」はiPhoneにとって重要な機能となっているが、歩留まり率が改善されない場合、どうするのだろうか。Arcuri氏は3つの解決策を提案している。
プレミアムモデル、やはり発売時期は遅れる可能性
1つは、可能性は低いが「Touch ID」そのものを廃止し、顔認証システムに完全移行すること。2つ目は「Galaxy S8」のように「Touch ID」を本体の背面側に移動すること。3つ目は「iPhone 7s/7s Plus」と9月に同時発表するものの、生産時期を遅らせること。
発売時期の遅れについては先日も別のアナリストから同様の内容が伝えられていた。
Arcuri氏は3Dセンサーは遅延に関係ないと指摘している。
Samsungと曲面型有機ELディスプレイの供給で2年契約を締結したという噂やSamsungに有機ELディスプレイパネル7,000万台以上を発注したという噂から、次期iPhoneのプレミアムモデルは有機ELディスプレイを搭載している可能性が高そうだ。
また、今回も含めてiPhoneのプレミアムモデルは9月発売ではなく、10〜11月頃になる可能性があると複数の情報筋が伝えていることから、発表日の週の金曜日に予約開始したとしても、入手できるのは翌月以降になる可能性も高そうだ。
当初は本体価格が11万円以上になると噂されていたが、最近では価格は予想されていたほど高くならないという噂もあった。
(via AppleInsider)
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